めんたいの記念試合に駆けつけたのは、メキシコ修行時代、苦楽を共にした闘龍門の1期後輩(13期生)である千賀&オースギの「SOS」の二人。
対角線には、祝福に名乗りを上げた筑前理事長、さらに前九州王者であり、前日の韓国遠征でPWS王座に就いたTAJIRI、さらに、かつて、めんたいとタッグチームを組んでいたブラックめんそーれとのトリオと、メモリアルに相応しいマッチメイク!
先発は、いきなりめんたいと筑前の九州師弟対決!
昨年8月以来久しぶりに九州リングに立った筑前は、開始早々、力でねじ伏せようとするも、めんたいは気迫で真っ向勝負。
めんそーれと千賀にスイッチすると、ハイスピードの攻防。
めんそーれはロープ綱渡りから「1、2、3、シャー!」
ならばと、SOS連携で場外へ落とし、トリプル飛行を狙うが、読んでいためんそーれは一目散に避難。
5分過ぎ、筑前はめんたいへ予告通りの「祝福チョップ」!
珍しくヒールモードで場外へ落とすと、会場中を引きずり回し、強烈なチョップを何発も叩き込んでいく。
めんたいはなかなか自軍に戻れず孤軍奮闘が続き、筑前の旋回式バックブリーカーからのかつぐばい。
TAJIRIのバズソーキックから強烈なハイキックでダウンカウント9の大ピンチ。
10分経過。ようやくオースギに変わると、TAJIRI&めんそーれの全日時代の盟友コンビをスピードで翻弄。
千賀と共に筑前へWドロップキック。
しかし、筑前には効かず、逆に二人まとめてブレーンバスター。
筑前は、必殺とぶばいを狙う!読んでいた千賀は雪崩式フランケンを狙うも、踏ん張る筑前。ならばとオースギも加わり、ツープラトン雪崩式フランケンを決める。
ようやく息を吹き返しためんたいは、めんそーれへハンドスプリング粉落とし。
めんそーれはチョップ&目潰しから、スネークスパイク!
2発目はなんとか回避し、ファルコンアローで逆襲。
トリプルドロップキックで筑前&TAJIRIを分断し、千賀&オースギの編隊飛行。
チャンスと見ためんたいは、めんそーれへ、コーナーtoコーナーのミサイルキックを決めると
めんたいスプラッシュを完璧に決め、20周年を勝利で飾った。
試合後、めんたいはマイクで、デビュー20周年への感謝、そして、パートナーを務めてくれた闘龍門の後輩達、対戦相手の筑前理事長や、TAJIRI、めんそーれへの感謝の言葉を告げると、バックステージにいる玄海を呼び出す。
めんたい☆キッド
「今年、九州プロレスは15周年を迎えます。
福岡国際センターという大きな会場で試合をするわけですが、今から5年前、国際センターでやりました。
その時のメインの対戦カードは、チャンピオン・玄海vs挑戦者・めんたい☆キッドでした!
僕はその試合、負けました!めちゃくちゃ悔しかったんです!
僕の20周年イヤーを最高のものにするために、 8月6日、福岡国際センターで、タイトルマッチをしましょうよ!
今度は僕がチャンピオンで、あなたが挑戦者です!
5年越しのこの気持ち、国際センターで晴させていただきます!」
玄海
「めんたい☆キッド、一つ言わせてくれ。
そのベルト、ちょっと大きくないか?
俺がよ、怪我して休んでる間よ、何人かそのベルト渡ったよな。
だけど、そのベルト、俺の元に帰りたがっている…。
もうちょっと巻かせてやるよ。
返却日は8月6日。返却場所は福岡国際センター。よろしく!」
玄海も受諾し、その場で、8.6福岡国際センターでの王者・めんたいvs挑戦者・玄海の九州プロレス選手権試合が決定した。