当初は5年ぶりの九州最高峰の闘い、
めんたいvs玄海の九州王座戦だったが、
海外武者修行中の野崎が待ったをかけ「3WAY」に変更要求!
まさに、歴史と未来。九州プロレスの“顔”を決める闘いとなった。
メインイベントは、高島福岡市長を特別立会人に行われた。
先に入場した野崎は、戦士を彷彿とさせる新コスチュームで登場。
試合が始まると、凱旋帰国を歓迎するような大野崎コール。
しかし、王者・めんたいと玄海は、俺たちの15年を邪魔するなとばかりに、
野崎を蹴散らし、二人の闘いに焦点を。
強引に時代をこじ開けたい野崎も黙ってはいない。
半年前より身体を絞り、パワーもスピードも増した野崎に、
めんたいも玄海も次第に余裕を失っていく。
試合中盤、野崎が玄海を狙いトップロープに登ると、
めんたいが雪崩式スパニッシュフライを。さらに玄海がめんたいを刀狩で捕らえ、
その上に野崎がダイビングボディプレス。攻守が激しく動いていく。
15分過ぎ、野崎が玄海へ砲弾スピアー炸裂。
めんたいは野崎へフットスタンプ、めんたい☆スプラッシュを決める。
フォールにいくめんたいを玄海はペディグリーで引き剥がす。
勝機と見た玄海は、めんたいを玄界灘に担ぎ上げると、
なんとそこへ、野崎の砲弾スピアー。
そしてめんたいのリストをロックしたままアルゼンチンのように抱え上げ
叩きつける、オリジナルの新技「ヘビータンク・ドライバー」が炸裂。
ダウンするめんたいに玄海を覆いかぶせ、その上から3カウント。
九州最高峰の3WAYを制した野崎が、第14代王者となった。
野崎のマイク
「半年?半年という期間はそんな安いもんじゃないんですよ。
未成年だった少年が、7年前、半年でプロレスラーになりました。
半年という期間は、そんだけ人が変われる期間なんです!
6ヶ月間、そんなヤワな生活してないですよ。
毎日その日を生き抜くために、自分を追い込んで、
今!このリングの真ん中に立ってるのは俺だ!!
俺から目を離すんじゃねえ!」
最後は「福岡国際センターから九州ば元気にするバイ!」で
15周年大会を締めくくった。