U-FILE CAMP同日入門の日田丸と中村大介の同期対決。
もう一つの20周年記念試合とも言える一戦。
日田丸は握手に応じず張り手。
ゴングがなると素早い動きの回転体の動き。
中村スリーパーから、早速腕十字狙いからヘッドシザース。
日田丸も負けじと腕十字狙い。
中村、ダブルリストロックも日田丸も巧みに切り返す。
日田丸のアキレス腱も、中村切り返し、共にポイントを譲らず5分経過。
ようやく中村の腕十字が決まりかけるが、日田丸なんとか逃れる。
目まぐるしい一進一退のグランドの攻防。
お互い意地でもエスケープしないまま10分経過するも、遂に日田丸、中村のSTFにエスケープで初めてのロストポイント。
スタンドの攻防は日田丸優勢。ローキック連打で、中村ダウンで-1ポイント。
さらに蹴りで攻め込むも、キャッチされ逆エビ固めで日田丸エスケープ。
日田丸、体重が乗った首固めで中村エスケープ。共に残り3ポイント。
ミドルキック合戦は、日田丸アンクルホールドにキャッチ。
しかし中村は膝十字に切り返す。
15分経過。日田丸の腕十字は中村エスケープ。
中村のハイキックが決まり日田丸ダウン。共に残り2ポイント。
さらに日田丸もハイキックを決め中村ダウン。残り1ポイント。
日田丸、パイルドライバーを狙うが、中村はジャーマン、返す刀で日田丸アームロック、中村腕十字、目まぐるしく攻守が入れ替わる。
中村の膝十字で、日田丸エスケープ、共に残り1ポイントで後が無い。
蹴りの応酬から、中村の腕十字の狙い合いは共に決まらず残り1分。
打撃の応酬、共に倒れないまま20分時間切れ。
ポイントも同点につき引き分けとなる。
中村はお互いの古巣「U-STYLE」のTシャツを掲げた。
佐々木日田丸コメント
「22年前、あの頑固者に憧れた二人が、U-FILE CAMPでなぜかこいつとペアで練習したんだよ。
今日ここでこいつと、俺らの原点U-STYLEで闘えたことでちょっと自分の中で答えが見えたかなと。
中村大介、こいつ見ての通り本当に強いんです!
この前も総合格闘技のタイトルマッチ挑戦して、41歳でまだトップで闘ってるんですよ!
こいつの闘いを見てたら、まだまだ負けてらんねえなといつも奮い立たされてるんですよ!
勝って終わりたかったけど、これも俺のUスタイルの道かなと。
絶対このスタイルを進化させて残していく!」
ラストは「九州ば元気にするバイ!」ではなく
深々と座礼で締めくくった。