九州新時代を築く猛獣王者の初防衛戦!
12.3玄海・桜島との3WAYを制し、挑戦権を獲得したTAJIRIの
一年をかけた「九州プロレス侵略最終章」!
TAJIRIは全日本プロレス退団後の初陣。
今、現在決まっている国内ラストマッチと語るTAJIRIの
動向が注目される一戦。
ゴングが鳴っても、なかなか組み合わず、揺さぶりをかけるTAJIRI。
野崎は王者の風格を増し、落ち着きを崩さない。
野崎は身体をフルに使い串刺しボディアタック。
「お前のプロレスは俺に通用せんぞ!」と挑発。
ならばと、じわじわボディブローを浴びせるTAJIRI。
野崎は力任せにコーナーポストに打ち付け、ボディプレス。
スリーパーで着実に攻める。
TAJIRIは、強烈な蹴りを野崎のボディに。さらにしつこいボディブロー。
野崎は強烈な一本背負いから、ダイビングボディプレスを狙うも、
TAJIRIにかわされ、ボディに致命的なダメージを受けてしまう。
TAJIRIはタランチュラを狙うが、場外へ落下。
野崎のラリアットからデスバレーボムはギリギリでキックアウト。
チャンスと見た野崎は、強烈な腰ばらいを狙うが、
TAJIRIは受けながらも宙でグリーンミストを放つ暴挙に。
そして、ローキック連打から強烈なバズソーキック!
しかしカウント1でハネ返す野崎。
砲弾ボンバーからの砲弾スピアーは顔面キックで迎撃され
逆にバズソーキックを喰らうもカウント2。
TAJIRIは、さらにトドメとばかりの強烈なバズソーキックを放ち、
遂にカウント3を奪う!
野崎は初防衛に失敗し、
TAJIRIが第12代 九州プロレス選手権王者となった。
※TAJIRIのマイク
「ちょうど去年の1月3日、場所もこの新宿FACEで、
初めて九州プロレス観たんですよ。もの凄い感動しちゃって。
すごくピュアで古典的でプロレスの大事なものをすごく守ってる。
こんな団体が自分の生まれ故郷の九州にあったんだと。
その日、筑前理事長と話をして、すごくロマンがある人だなと。
久しぶりにそんな人に会ったなって感動して。
その時、全日本プロレスと新たな1年契約を結んだばっかりでした。
正直、ここ(九州プロレス)に加わって、残りのプロレス人生の
自分の持ってるものを全部、力を注がせてもらいたいなと
そん時は思ったんですよ。だけど、しばらく動くことはできない。
だから九州プロレスに参戦するカタチで、侵略というカタチを取らせてもらった。
どこを突いても、最初の感動した気持ちがさらに確信が強まっていって、
ますますこの団体いいな、筑前りょう太、夢とロマンを持ったサムライだなと。
そんな私の気持ちを12月3日、福岡の試合後の夜、実は話をしたんですよ。二人で。
思いの丈を全て伝えたんです。あとは理事長、あなた次第だと思うんですよ。」
ここで筑前がリングイン。
※TAJIRIのマイク
「あなたが受け入れないなら、このベルト今すぐ返上して、
海外に行きます。
あなたが俺の思いを受け入れるなら、俺は九州プロレスのために
全力を注ぎたいと思います。」
筑前
「あなたは、8ヶ月前、九州プロレスに現れて、
激励と言いながら欺き、私に毒霧を吹いた。
それから色々翻弄され、、、憎い、それに尽きる存在。
だけども、僕の中には、その憎しみ以上の思いがある。
僕はどうしてもプロレスで、九州を元気にしたい!
憎かろうがあなたは、世界に誇るメジャーリーガーだ!
憎かろうがなんだろうが、その力を借りて、
俺は九州を元気にしたい!
だから、あなたの力を貸して欲しい!
あの時は一緒に叫んでくれなかった。
もしここで、『九州ば元気にするバイ!』を一緒に叫び終えたならば、
それがイコール九州プロレスのTAJIRI誕生ってことにしようやないの!」
そして二人は共に『九州ば元気にするバイ!』を叫び、ガッチリ握手。
事実上、TAJIRIの九州プロレス入団が決定した。
その後、感情を抑え切れないめんたいが、リングに登場。
「これは絶対おかしい!」と拒絶反応を示し、TAJIRI入団に異を唱えた。